こうなったらオークション
チケットが取れなかった!
 プレイガイド、プロモーターの先行予約も駄目で、一般販売でも取れなかった、万策尽きたという場合は、もうオークションか古物商しかありません。
 ただ、オークションは出品者あってのもの、当然出品者がいないとチケットは取れないし、いいチケットが出品されたとしても入札にはライバルがいるので思わぬ高値となる事があります。
 また、オークションでは取引をする上で自分の住所氏名などを相手に教えなくてはならず、プライバシーの点で嫌がられることがあります。

オークションサイト
 オークションサイトではいろいろあるのですが、チケットの出品数ではYahoo!がダントツに多いです、あとピッターズを押さえればいいでしょう。

 オークションに参加するには、いずれのサイトでも会員登録が必要で、Yahoo!ではYahoo!プレミアム会員になる必要があり、クレジットカードの登録と、月会費が必要になります。
 ピッターズの方は、出品すると課金されますが、落札だけする分には手数料は発生せず、月会費も不要です。
 ただ、チケット入手という点でチケット出品数の数ではYahoo!の方が圧倒的に多いです。

 オークションサイトの詳しい説明は、ここでも概略しますが、Yahoo!オークション公式ガイドブックがあって一冊の本ができるくらいですので、会員登録したら、基本的ルールはオークションサイトで確かめてください。

会員登録
 いずれのサイトでも、会員登録は住所氏名などの基本情報を入力します。Yahoo!の場合は、先にYahooのIDを取得しておきます。
 そして、Yahoo!の方は月会費が毎月引き落としになります(月294円、税込み)、ピッターズの方は何か出品しないかぎり費用は発生しません。

 あと、Yahoo!IDで決済するYahoo!ウォレットの設定も必要になりますが、こちらは必須ではありません。Yahoo!ウォレットを設定しないとYahoo!ペイメントという方法での支払い、代金の受け取りができないだけです。当事者同士で銀行振り込みなどを利用するだけなら、この設定はいりません。

 さて、会員登録したらオークションに参加できるわけですが、大きな流れとしては、出品商品の検索をして、商品の一覧から希望の商品を選び、入札して、入札者のうちで最高入札者となると落札できるわけです。
 落札者となると、出品者と連絡をとり、お互いの住所、氏名、電話番号を交換します、これは責任の所在を明らかにするとともに、チケットの送付先を知らせるためです。

 落札すると、相手から代金の振込先の知らせがあり、代金を振り込むと、相手から商品が送付されてくるという流れが一般的ですが、詐欺などの防止のため代金引換郵便などの方法が取られる事があります。
 その商品ごとに、オークション情報に取引方法のあらましが書いていますので、よく読んでおいたほうがトラブル防止になります。
 取引方法が不明の出品もありますが、落札後に出品者と話し合いをしても折り合いがつかないことがあのますので、不明朗な取引方法しか記載していない場合は、入札しないのが賢明です。

 以下、重要なところを詳述します。最初はややこしく感じますが慣れてくると簡単なものです。

検索してみる。
 どちらのサイトでも、メニューから金券→興行チケットと進んでゆきます。そして、お目当てのアーティストの名前を入れて、検索すると一覧が表示されます。
 全国ツアーの場合は、アーティスト名の次に空欄を入れて地名を入れると、その場所での出品チケットの一覧が出て見やすくなります。
 
 予約の段階では席の場所などが表示されませんが、チケットの配送日以降など、出品者がチケットを入手している場合は、前から何列目の何番代など、だいたいの場所が表示されます。
 座席の位置の表示のないものは、チケットが手元にないか、表示したら誰も入札しないなどの理由があるものです。

 基本的には、詐欺を避けるため、少なくともチケットの写真のあるものや、だいたいの席の位置を記載しているもの以外は避けるといいでしょう。
 座席は何列の何番代とか表示されているのが一般で、はっきりした位置が書かれていませんが、これはチケットの券面に「チケットを転売すると無効になることがあります。」と記載されているので、そのためチケットの特定を避けるためです。

 転売無効の記載は、いわゆるダフ屋行為の防止のためで、一般的にはどのチケットにも記載されています。ただ、実際は、入場のときに、それをチェックするのは不可能に近く、ほとんど問題なく入場できますが、万が一のことを考えて、特定の座席の明記をしていないのです。
 また、座席を特定してしまうと、プライバシーにも関わる場合もあり、座席をきっちり表示せず、だいたいの位置のみの表示となるのが一般的です。

およその価格について
 チケットの価格は、出品者がスタート価格や入札単位を自由に決められます。1円からスタートするものもありますが、最低落札価格が設定されているものもあります。

 チケットの相場としては、そのアーティストの人気、公演場所、座席の位置によってさまざまです。人気アーティストの大都市圏の一階の前列になると何十万円まで価格が高騰することもあります。
 アーティストによって、相場は違いますので一概にはいえませんが、だいたい前から何列目だと、どのくらいで落札されているのか他のチケットのオークションもいくつか参考にした方がいいです。

 また、オークションに出品されているものは、営利目的ばかりではなく、急用ができて参加できなくなったという人が出品していることも多く、後ろの方の良くない席では定価以下で落札されたりしますので、安くチケットを入手できることもあります。席はよくないが人気アーティストのライブに数千円で行けるということもあります。
 出品者にとっては、少しでもライブ代が返ってくることになりますし、大好きなアーティストのライブに空席を作らなくてすむことにもなりますから、それはそれでメリットがあるのです。

入札してみる
 オークションで、お目当てのチケットを見つけたら、入札してみましょう。入札は金額とID、パスワードを入力するのですが、当然のことながら現在の最高価格より高い金額を入札します。
 今のオークションは自動入札と言って、自分の設定した最高価格まで自動的に入札されます。

 たとえば、スタート価格が1000円で入札単位が100円のオークションがあるとします。
 そこに10,000円を入札すると、誰も入札していないときは、現在の最高価格1000円と表示されます。そして、誰か3000円を入札すると、自動的に入札され、最高価格3100円となります。
 要するに、自分の入力した予算の範囲内で、最低限の最高入札価格になるように自動的に入札されるわけです。
 オークションでの入札価格は、「ここまでなら出してもいい。」という予算を入力することになります。もちろん、、後からさらに高値を入力することもできます。

落札したら
 落札したら、オークションサイトから落札のお知らせメールが着たりします。もちろん、オークションサイトでも確認できます。但し、入札者は、落札者の前のデータなど信用性がない相手だと判断したら、落札を取り消すこともできますから、落札者からのメールをもって取引の相談に入りましょう。
 落札者からメールすることもあります。

 前述したように、オークションは個人同士の取引ですので、お互いの信用の上に成り立ちます。個人の責任の所在をあきらかにするために、住所、氏名、電話番号などを交換します。
 当然ながら、いつのどの商品を落札した者と明記することを忘れないようにしましょう。

 あとは、出品者が支払方法の提示をし(だいたいは銀行口座)。落札者が商品の送付先を知らせます(住所以外は別途知らせる必要がある。)。それと振込み金額の確認も双方怠らないようにしましょう。大切なことです。
 
 前述したように、銀行に振込み、振込み確認した出品者が商品を送付(配達記録郵便が一般的)するのが一般的ですが、詐欺防止のため代金引換郵便や、それ以外の取引方法がとられることもあります。

 あと、蛇足なのですが、銀行振り込みした場合、商品発送した場合、銀行振り込みを確認した時、商品を受け取った時に、それぞれ相手に伝えるのがマナーですし、トラブル防止となります。
 また、文面には「取引終了までよろしくお願いします。」「商品受け取りました、ありがとうございました。」など事務的にならないように挨拶などを付け加えておくとマナーというだけでなく、取引が円滑になります。

 オークションのテクニックなどは、ページを改めて書きます。


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