チケット古物商、予約代行屋
チケット古物商とは
 いわゆる金券ショップというやつですね。JR券、ビール券、高速券、商品券、図書券など金券を取り扱うお店です。
 こういった商品券以外にもライブチケットも扱っているお店もあります。
 先述しましたように、ライブチケットはライブが始まってしのうと、ただの紙クズになってしまう危険があり、概ね高価になりがちです。
 古物商を営むには都道府県の公安委員会の許可が必要ですので、特にインターネットの場合は公安委員会の認可番号などの有無を確認しましょう。

 古物商では、店頭で実券が見られるのが普通です。また定価が同じでも席の位置によって実売価格はかなり違うものです。
 ただ古物商は、偶然店に持ち込まれるものを売っているので、思うとおりのチケットがあるというわけではありません。

偽造品の見分け方
 あまり例があることではないのですが、人気が高くてプレミアムのあるチケットの場合は偽造品である危険があります。もちろん、経験あるプロの古物商の場合は偽物を見破ることができるわけですが、プロの目でも見破れない精巧なものもありえるので絶対ではないかもしれません。
 一般の人ができる簡単な方法は、外見の印刷の異常の有無のほか、ぴあ、ローソンのチケットは隠し文字があってコピーをとると、それが浮かびあがるので本物とコピーを見分けることができます。

ネットでの古物商
 店頭での販売をしている古物商は、そんなに多くはありません。繁華街で大きなホールが近いなどチケットが売れやすい立地の場合は扱っている店がありえますが、首都圏以外は、ほとんど扱う店がありません。
 そこでインターネット上の古物商を利用することが多いのです。ここでも、公安委員会の許可があるか店舗所在地の表記などを確認しましょう。
 ネット上となると、今度はいいかげんなサイトもありえるという危険があります。取引に入るのには注意が必要です。

予約代行屋
 一度に電話をかけられるデジタル電話や、特殊な方法で予約電話を入れてチケットを取る業者です。
 予約受付電話というのは、代表電話で、そこに繋がったものは子番号に転送されます。多くのオペレーターが親番号から転送された子番号の電話機で対応します。
 そして、特殊な電話機で子番号に直接かけてしまうわけです。ただ、この方法では親番号では空いている子番号に転送されるのに、子番号が話中の場合は話し中になってしまうという欠点もあります。

 一度に同一の電話に繋ごうとすると通信規制が自動的にかかるので、まともにNTTを使わずに他の電話会社を使うとかかりやすいということもあります。

 ただ、これらの方法でもあまり有効ではないので、結局特殊な電話方法とノウハウを持つ業者に予約代行をすることになります。
 予約代行は、会員制になっているところ(会費有料)や、成功報酬型、チケット取得の有無にかかわらず手数料の必要なところなどいろいろです。

 問題点としては、代行業者でも人気チケットは難しいことです。例えば、同じライブのチケットを依頼した客が200人いたとして、取れたチケットが100枚だったら、これは抽選ということになります。
 さらに、いいチケットが取れた場合、多くの代行業は古物商もしていて、自ら得たチケットを高値で売るのではないかという疑問も持たれることがあります。

 本当は、ここでいくつかの業者を紹介したかったのですが、今まで私がこれらの業者でチケットを入手できたことがありません。それで、ここでは自信をもってお勧めできるサイトがないわけです。Yahooなどでチケット予約代行で検索できますので、古物商の許可の有無などを調べて自分で判断して利用してください。

 会員制のところは試したことはないのですが、上述のように人気ライブではお客さんの申し込み数に対して取れたチケットが少ないと抽選となりますので、決定的に有効とはいえないのかもしれません。
 ただ、プレイガイドやプロモーターの先行予約で外れてしまい、一般販売のとき電話やパソコンの前にいられない人は入会金なしの成功報酬型のところを試してもいいかもしれません。


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