夏ばての話

やはり睡眠
 さてさて、皆さんいかがお過ごしでしょうか?私は夏ばてで、なかなか疲れが取れません。
ほんとは、ぐっすり寝るのが1番いいのですが、インターネットにハマル今日この頃・・・。
 この時期は、夏の暑さというストレスで疲労が蓄積していますのでやはり寝るのが一番なのですぐっすり眠る為には

1.寝る3時間前には何も食べない
 消化器官を働かせなければならない状況では、本当にぐっすり眠れません、また、翌日の胃腸の調子も悪くなります。腸管の痙攣が原因で下痢する事もあります。こういう事が、続くと胃腸も痛めます。但し飲み物はOKです。

2.お風呂も寝る3時間以前に入る
 お風呂は出来れば、40度以下位までにしましょう、血圧の変化で体に負担がかかるからです。入浴して血圧が上がったあと、入眠時の血圧までゆっくりと持っていった方が体に負担がかかりません。

3.規則正しい生活
 うーん・・・。当たり前すぎる。しかし、人間の体には体内時計という物があって、起きていようが寝ていようが夜中には、副交感神経が優位となり、血圧が下がったりします。毎日同じ時刻に寝て、毎日同じ時刻に起きる事によって体内時計と自律神経を安定させることができます。


スタミナドリンク

 しかし、それだけでは、疲れは取れないことがあります。疲労物質が溜まってたりしますので、温泉とマッサージという定番の疲労回復法も有効です。それと、そんな時欲しくなるのは、ビタミン剤とかスタミナドリンクですよね。

 スタミナドリンクといっても、いろいろあるのですが大きく大別して2つあるのです。それは、夜に飲めるものと、朝に飲めるものという2通りなのです。

 朝に飲めるものは、みなさんが知っての通り、カフェインや興奮剤の入っているものです。これは、疲れた後も頑張ら無くてはならない場合に飲みます。ほんとは、疲れた後に飲んで疲労回復するために飲むのですが、カフェインが入っているため夕方以降に飲むことはお薦めしません。

 夜に飲めるドリンクというのはイメージが湧きにくいのですが、風邪とかで発熱して寝ている場合に回復を早くするために風邪薬と一緒に飲んだりするものです。
 これからも寝てしまうので、当然カフェインや興奮剤は入っていません。ビタミン剤が中心の内容のものでしたらカフェインが入っていないことを確認して購入しましょう。又は、少し高いのですが、数本入りの風邪薬と一緒に飲むアンプル剤を買い求めるといでしょう。でも、感冒を効能にしてるアンプルは本との風邪薬ですので間違わないようにしましょう。

 残念なのは、薬剤師のいる薬局でも、このドリンクの使いわけが理解されていないことですね。
興奮剤は生薬成分でもありえるのですが、おおむね成分表を見てカフェインの有無を判断するといいでしょう。

基本的には
 上でいろいろ書きましたが、夏ばての原因は、やっぱり暑さによるストレス。発汗による水溶性ビタミンの流出、体内の水分保持量の低下が主なものと考えられます。
 その意味で、適度な水分の補給、水溶性ビタミンである、ビタミンB群、ビタミンCの補給、とりわけビタミンCはコラーゲンの形成だけでなく、抗ストレス作用もあるといわれ、これらビタミンを不足しないようにした方がいいでしょう。
 
 あと、水分補給と上述しましたが、水分の取りすぎは胃液を薄めてしまい、胃腸障害のもとともなりますので、そこは注意した方がいいでしょう。
 基本的には、夏は体内の発熱量を抑えるために省エネのしくみが働き、この時期食欲が落ちますがこれもひとつの自然の摂理で、病的でなければ特に無理するひつようはないと思います。

ろばさんの服薬指導