このサイトを通してのお断り
  1. 当サイトで使用する専門用語は通説の日本語。外来語は、通説の一部を除いてカタカナ表現は全て英語読みとさせて頂きます。
  2. 当サイトでの説明はあくまで一般論ですので、個々のケースに付きましては、最寄の医師、薬剤師に相談される事をお勧めいたします。
  3. 掲示板を設置致しますが、私の学力、時間的制約により全てにお答え出来ないかも知れませんのであらかじめお断りしておきます。私以外の人もレス出来るフリートークの形とさせて頂きます。
  4. 掲示板利用にあたって、テーマは薬以外の健康に関する物なら何でも可です、但し、あまり掲示板の趣旨に外れる物はお断りいたします。
サイト作成について
 
私が、このコンテンツを作成する時点では、一般なされている服薬指導というものに不満がありました。
 服薬指導は、患者さんの病状に合わせてなされるべきであり。「1日3回食後。」とか「これは、胃の粘膜を保護するものです。」といったような服薬指導には不満がありました。
 もちろん、正確な服用方法を患者さんに伝えることは重要です。しかし、そんなことは薬袋や説明書に書いていることですし、病院や薬局にこられる患者さんにとっては、薬剤師よりよく知っていることでもあります。

 治療効果というものは、患者さんの病気に対する正しい知識と、今の自分の病状。そして、どうしてその薬が必要なのか、その病気に対してその薬がどのように作用するのか、正確に知ることが必要だとおもいます。
 また、そうしてこそこそ納得して服用できると思うのです。

 あるとき、病院から薬をもらっても一切服用したがらない患者さんがいました。そこで必要とされたのは、今の患者さんの病状を知る事であり、その病状に対してどのように治療してゆくかの方法論でした。その点で患者さんと対決する事により、処方された医薬品を服用する必要性を認識していだだかなくてはなりませんでした。
 必要とされた知識は、体の中の仕組み、病気の仕組み、薬が効く仕組みでした。結局、その時は何とか説得しえたのですが。それと同時に「毎食後です。」とか「痛み止めです。」というようなのが本当に必要な服薬指導なのか疑問が起きました。
 また、薬の効率的服用の指導である「食物がある事によって小腸上部をゆっくり移動します。」とか、「グレープフルーツジュースを避けてください。」という指導で患者さんは満足するのか疑問に思います。
 病気と薬の正確な知識とともに、副作用に対する患者さんの不安を取り除くことが、ある種の責務であるであると思いました。

 もちろん、それは医学的知識を多分に必要として薬剤師の領域を逸脱するものではあります。しかし、普段患者さんにお話できない不満部分をこのサイトでお話しようとおもったのです。
 それと、患者さんにどれだけの情報を説明しうるかは、医師と薬剤師で十分な合意ができていないこともあり、患者さんの立場としては、不十分の感が否めないこともあります。
 そのようなことを補充するために、このサイトの記事を書くことにしたのです。

 しかし、このサイトを作りはじめて、私の力不足を痛感する事になりました。私は以前売薬もしていましたし、病院でのベッドサイドでの服薬指導には自信があったのです。しかし、いざ書こうとすると、なかなか素人の人にも分かりやすくてレベルを落とさない説明という事はできないと痛感しています。

 また、思う以上に私には力がありませんでした。私自身が勉強しながらのコンテンツ作りになってしまい、さらに私が司法試験に挑戦することになり、いっそう時間がとれなくなりました。

 さて、現在私は司法試験受験生ではありますが、薬の専門家として、司法試験に合格しても薬剤師の肩書きとスキルは活かそうと考えていますので、薬剤師としてのレベルもある水準には維持したいと、これからも勉強してゆきます。さらに、医学的知識もメルクマニュアルを座右に置き、少しずつでもサイト運営は続けようと考えています。
 
 せっかく私のサイトに訪れた方々を失望させてしまい申し訳なくおもいます。心からお詫び申し上げます。

 管理人 robasan
ろばさんの服薬指導