8.結婚相談所のしくみ(3)
引き合わせ
 旧来の仲人さんのお見合いの場合は、仲人さんが直接男女両者を引き会わせます。写真は事前に渡していても、写真と実物と印象が違う人もいますので、仲人さんがいると確実に会えるので、お見合い前に安心感があります。
 一方、結婚相談所には、支社で2人を会わせる場合と、データだけ郵送して、本人同士が待ち合わせする場合があります。概ね、結婚情報サービスは会員同士が自主的に待ち合わせることが多く、仲人系の結婚相談所は、会社で会う事が多いとおもわれます。
 なお、前章でプライバシー保護の必要を書きましたが、会社出会う形式のところでは、実際に会社で会わせたあと、双方が承諾してから、相手の連絡先が知らされるという場合もあります。
 
 結婚相談所で引き合わせの場合、双方の中に仲人さん(会社によっては、アドバイザー、コーテディネーターと言われることがあります)が介在して話をリードしてゆく場合と、何もしない場合があります。

結果の取次ぎ
 お見合いでは、初めて会った当日か翌日に仲人さんに「おつきあいするか、お断りか」返事をして、相手に取り次いでもらうのが原則ですが、この方法を取るところと、本人同士に自主的にやってもらうところがあります。多くは、郵送などでの取り次ぎという事になります。
 相手方の連絡先が、ここで公開されるところもあります。
 
 初回のお見合いの後、交際が決まったら、その後は、当人同士の交際となるのですが、そのあとは、成婚またはお断りという運びになります。
 「お断り」は会社に届けることになるか、「お断り」の意思を会社を通じて相手に伝える事になります。

 交際期間中は、結婚相談所は何もしないのが原則ですが、途中で会員のアドバイスを受け付けたり、仲人系のところでは、途中経過を担当者が確認する事もあります。
 
結語
 以上、旧来のお見合いから、結婚相談所、結婚情報サービスの概観をしてきました。現在する結婚相談所の運営は、基本的には旧来のお見合いのシステムを基本として、それぞれの結婚相談所が工夫するということになっているのですが、旧来のお見合いのメリットを生かすところも、無くしているところもあります。もちろん、結婚相談所を利用する人の価値観やニーズが多様化している現在では、どこが一番いいという判断はできません。
 しかし、入会後の活動内容、サービス内容が不明確であり、宣伝と違うというトラブルもありますから、利用者としては、正確な情報公開がないと、正しい選択ができないという問題点があります。
 各論の方では、今まで記述してきたことと重複するかもしれませんが、より詳しくテーマを絞って考えてゆきたいと思います。


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