結婚相談所に入会したのに誰も会ってくれない
 

 実は、ほとんどの結婚相談サービスの会員が、この悩みを持っています。40万程度のお金を払ったのに、データは送られてくるが、まったく、お見合いまでいかない。期待を胸に入会したのに、これではお金を捨てただけという結果になりかねないのです。

 しかし、「これでは詐欺だ。」と騒いでも仕方ありません。結婚情報サービスは、名前が物語っているように、あくまで「情報サービス」で、情報を提供すればそれで義務は果たされるのです。
 それに相手も、高い会費を払って入会している会員なので、会う会わないは自由なのです。

 結婚相談所では、相手の人にも、たくさんのデータが送られてきます。その中で比較されるということを考えなくてはなりません。
 では、どうすれば会ってくれるのでしょうか。

 実は、私もOMMGに入会してから1年間、1人も会えなかったのです、OMMGは週に1回2名のデータが送られてきます。しかし、毎週データを請求して、毎週交際申し込み書を出したのに、「お断り」の返事ばかりいただきました。

 そこで2年目は、パーティに出ることにしました。パーティでは、3人まで交際申し込みを出せるのですが、パーティでも殆んど成果は上がらず。「お断り」の連続でした。
 2年の会員期間切れの時、あるアドバイザーさんから連絡がありました。担当アドバイザーが替わった事と、継続会員にならないかという趣旨です。

 私は、会員期間継続に難色を示して「誰にも会えなかった」と苦情をいいました。すると、新しいアドバイザーさんは言いました。

 「そうでしようね。robasanのデータ見させていただいたけれど、これでは誰も会ってくれないでしょうね。」

そのとき、私は意外に思いました、自分ではベストを尽くしたつもりだったのです。

 実際、説得の電話は2回以上あって、そのたびに、私が「実際にお見合いできない。」とか、パーティでもうまくゆかないとか、会員期間中に思っていた不満を言い。相手のアドバイザーさんがそれを聴くというやりとりが30分以上あったりしました。


約束の日OMMGの支社に行きました。
 まず、アドバイザーさんは、私のデータを出してきて。メッセージを指差して言いました。
「これは駄目ですね。結婚相手を真剣に探している女性は、相手の人の人柄をこれで知ろうとしているから。ここの文章は、もっと誠実な人柄を表現しないと駄目。」

「あのね、結婚の価値観は変わったけれど、やっぱり今の時代でも、結婚で女の人生は左右されるの。こんな文章書く人に自分の人生託す事できると思うの?」

 私は、大阪で育ったので、笑いが取れればOKと思ってしまい、面白く書いたのですが、それは全く私の独りよがりだったのです。私は相手の気をひくことを考えていましたが、本当は、結婚に対して真剣に思っていることを書くべきなのです。

その日何回も書き直しをさせられました。

次にデータ一般

そのときアドバイザーさんは
「ねえ、無関心のところが多いけど、これ、どうして?」と聞きました。

「実際に、やった事ないと、その事を聴かれたとき、何も分からないと嘘をついてたようで・・・。」
と私は答えました。

するとアドバイザーさんは呆れたように言いました。
「これは、興味があるかどうかで、実際にしているという事では無いのよ。興味なしが多いと、消極的な人間に見られるから、もう一度記入しなおしたらどう。」

 そこで、自分の個性が出るように、「興味大いにあり」を沢山加え、それ以外は「どちらでもない」に書き直した。

「それからね、条件だけど、これ何とかならないかなー。」
私は、年齢制限を若く設定していたし、年収まで100万以上に設定していて、職業制限まであったのです。
 年収制限は、社会人としての経験がある方が、礼儀作法とか、世の中の事を知っているという趣旨で、無職を排除したと言いました。まあ、それはそれでもいいということになりました。

 年齢制限については、希望するのは自由だけれど、「あなたの条件で、若い人が結婚しようと思うかしら、相手の立場に立たないとね。それに、お話してみたら、いい人はいるのに年齢で判断するのはどうかと思う。本当に結婚したいなら、どこまで妥協できるか考え直して欲しいな。」

 そうです、私の希望年齢は、相手への理想であり、ホームランしか駄目で、ヒットはいらないというようなものでした。その他の条件もおなじようなものでした。
 条件は、妥協できる可能性のある所まで修正しました。

次に、「私の年収では、あまり会ってくれる人はいないのでは無いでしょうか。」
「そんな事言ったら、平均年収以下の人は結婚できないの?女は、年収だけで選んでるんじゃないよ。
robasanの年収でも立派じゃない。」

 正直、私の年収は平均よりはるかに低い、バブル崩壊したとはいえ、当時は医療費抑制策で、景気とは関係なく収入が決まる医療従事者と、バブルの影響下にあった一般の会社員との年収差は当時大きかったのです。
 自分のお見合いがうまく行かない原因を年収だと思ってしまう。しかし、年収に全ての原因を求めるのはまちがいで、それ以外のものを見直すべきなのです。
 
写真
 「では、写真を撮りましょうか」、何だか話し合いというよりは、途中から継続入会は決定したものとして話が進んでいました。
 私は、写真を撮ろうとカメラに向かうと。
「笑って。」と言われました。

 そうです、私は今まで写真を撮るとき、証明写真をとるような表情をしたり、お見合い写真では少し笑顔で写る程度でした。しかし、満面の笑いを要求されたのです。
 確かに、出来上がった写真は、確かに明るい印象をあたえるもので、自分が見ても「会ってみたい」と思えるものでした。
 「うんうん、これでOK、頑張ってね」

 その月は、私の前の会員期間最後の月だけれど、パーティの予定が、OMMGでの面談の翌週にあった。
 「松山のパーティって、遠い所に行くんですね。」
 「抽選が厳しくて、なかなか当たらないので全国に旅しています。」
 「遠距離でもいいけれど、真剣にやってね。それでは、期待しています。」

総括

 今の、ストーリーで大体分かったと思いますが、私はうまく騙されました・・・・・・。もとい、活動するには、一工夫が必要です。
 データやメッセージについて、自分自身はいいと思っても、一般的な異性から見てどう思われるのかが重要なのです。

 結婚相手を選ぶには相手の人柄、内面が重要だと言われますが、それは実際に会ってから判断されるもので、データで断られていては、どうしようもないのです。
 自分から見ていいと思うよりは、誰かの客観的な目も必要だと思います。成果があがらない人は、もう一度データを見直してみてはいかがでしょうか。

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