パーティの二次会

 年末近くになると、あちこちでクリスマスパーティというものが開催される。11月ごろから、一足早いクリスマスパーティというものから、今年最後のクリスマスパーティまで、うーん、クリスマスって長いものだ。
 大阪南港からフェリーに乗り別府港に朝早く着いた、そして朝から別府温泉を堪能する。そしてパーティのある大分のホテルにチッェクイン、私はパーティ前は風呂に入ってから身だしなみを整えるが、さすがに朝から温泉三昧でこれ以上入る気がしない。
 しかし、パーティのあるホテルに宿泊なので、部屋から会場までは簡単にいけるので楽だ、パーティ開始まで部屋でくつろぐ。

 さて、時間なので、鏡の前で服装をチェックして、部屋を出てパーティ会場に。しかし、このパーティはあまり良くなかった、全員が前に出て1人1人自己紹介するのだ、さらにその後テーブルごとに数分話す機会はあるけれど、フリータイム込みでかなり時間が短くなった。
 本当に、自己紹介は時間の無駄だということが主催者は分からないのであろうか?
 また、大阪人が相手だと、遠距離ということでまともに話ができないままパーティ終了。

 うーん、これは二次会に賭けるしかない。そこでホテル近くのカラオケ屋さんに移動、二次会に賭けるしかないと考えた人が多いのか、二次会は出席率が高かったように思う。
 二次会の席は難しい、幹事役の人が男女均等に座るようにリーダーシップが取れればいいのだけれど、二次会は規約によって制御されている一次会とは違い任意参加なので当日のメンバーによってはうまくいかないこともある。
 どこに座るかは自由である、しかし、ある程度の秩序は守らなくてはならない。

 この日の二次会は、みんなマナーがよくて、あるていどの男女バランスをもって座った。二次会では移動しやすいところもあるが、座席の変化はあまりできないことも多いので最初の座席で運命は決まる。
 パーティから目をつけている人がいるなら、その人のそばの席に座るのは当然だ。もっと言うと「その人を狙うからこそ二次会に参加する。」のだから。
 まあ、実際はうまくいかないこともあり、途中で座席を移動したりすることも狙わなくてはならないこともある。また、お目当ての人が二次会不参加で、特に何もなくて参加することもある。
 それはそれで、新たな出会いがあっていいかもしれない。お目当ての人が帰ってしまったり、二次会で席取りに失敗しても、あまり動揺しないように気軽に参加することだ。

 カラオケルームでは、いきなり曲を選択して歌いだす人が出るが、歌のうまい人はPRになるし、この日はカラオケで盛り上げるのがうまい人が多くて、とても盛り上がったし楽しかった。
 ただ、それはカラオケパーティのレベルの話だ。私はカラオケをしに大分に来たわけではない。悪く言うと、ライバルが歌っている間に異性に話しかけてしまうのが正解の世界なのだ。
 だから、私はカラオケルームに入っても、できる限り歌はオーダーしない。

 カラオケ中にお手洗いに立ち、帰りにプリクラマシーンがあった。酔っ払いの私は「これは使えそうだ。」とばかりに自分のプリクラを取り、それをもってカラオケルームに戻る。そして、女性陣の持っている男性データ一覧の自分の場所などにプリクラを貼ってまわったのだ。
 これで、PRは十分だ。私のことは、プリクラで思い出すだろう。ただ、単なる酔っ払いのおじさんと思われて成果がなかったのは言うまでもない・・・・。


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