そして、数日後、OMMGの支社から自宅に電話がかかってきました。資料が送られてくるだけかと思っていたので、戸惑いました。そして、とりあえず、支社へ訪問することになりました。
内心は、しまったな・・・・強引な勧誘とか、ぼったくりならどうしようかと不安に思いながら支社へ行きました。
支社に行くとアドバイザーという人と面談しました。まず、たくさんの項目のアンケート方式の紙に記入をしてゆきました。相手への希望条件などです。身長、年収、職業などから、喫煙の有無まで１００項目くらいあったでしょうか。
アンケート記入後、入会のしおりが登場して、会の活動の方法について説明がありました。
そこで私は「ところで・・・・気になるお値段は？」と尋ねたところ、費用は２年間で４０万円弱という優しいお言葉。もちろん、パーティなどの費用は別途かかりますとのこと。
その日はそのあともいろいろ説明を受け（必死の説得というべきか？）契約書とパンフレット類を受け取って、その日は契約せずに帰りました。
 入会に必用なもの |
結婚情報会社の入会に必要なものは次の通りです
- お金ー詳しくは後述します。
- 契約書と印鑑ー印鑑を押す前に、面倒でも契約書や規約をよく読んで、疑問に思った事はちゃんと質問して確認しましょう。家でゆっくり考えて、後日契約書を郵送というのも可です。
- 写真ー枚数は会によって違いますが、会員証や相手への紹介書で使用されますので、写真で断られることがある事を考えて、できるだけいい写真を出しましょう。
- 戸籍抄本ー独身を証明する為です。
- 各証明書ー学歴を証明する卒業証明書、収入を証明する源泉徴収票、在職を証明する為の保険証、免許を証明する書類など、プロフィールに書かれた事の裏付けになる証明書が必要となります。
戸籍抄本までとは、かなり厳しいなと思われる方もおられましょうけど、その方がお互い嘘は書いていないと言うことで、データに信用が置けるわけです。自由に書けるのは、コメントと趣味くらいなのです。
注意的に言いますと、証明書を出しても後で状況が変化するので絶対に信用できるわけではありませんが、何もないよりは信用できるということです。
| 費用について |
お金については、入会金のみ、入会金プラス月会費、入会金と紹介料・お見合い料と成婚礼金のかかるところに大別されます。また、下に書く入会金、会費以外にパーティなどは実費が必要になります。
入会金のみの場合
このコースのある会社の場合、会員期間というものが設定されています。おおむね２年間という場合が多く、７００日とか日数で表示していてるところもあります。
ここで注意するべきことは、２年間まで活動できるということなのです、１ヶ月で成婚しても２年間で成婚しても料金は同じということです、２年間で相手が見つからなかった場合も同じです。
しかし、早期に結婚が決まった場合は、成婚祝いの名目などで事実上、ある程度の返金をしている場合や、残月数で清算していることもあります。
２年間で、成婚しない場合は、退会するか再び継続の契約を結ぶかの二者択一となりますが、継続の場合１回目より割引になっているところもあります。
この形態は、料金が先払いなので、期間一杯までは料金を気にしなくていいというメリットがありますが、サービス提供に対して料金がかかる相談所に比べて、人的サービスはおろそかになりがちです。いくら人的サービスを提供しても売り上げにならないからです。
ただ、何でも自由に活動したい人には向いています。
入会金プラス月会費制の場合
この形態は、入会金のみのコースよりも、活動期間の長さによって料金が課金される点で、入会金のみのコースより合理的であるといわれますし、早く成婚するほど料金がかからないわけです。
但し、同じ月会費制でも、入会金は入会金は数万円というところもあれば、数十万円もして、入会金のみの相談所とかわらないようなところもあります。
この形態での問題点としては、会員が長く在籍する方が収入が安定するので、会員サービスがおろそかになり、先述の入会金のみの相談所と実質的に異ならないともいえます。ただ、会員に退会されても困るということで、少しましということもいえます。
入会金プラス紹介料（お見合い料）の場合
これは、入会金の後に、紹介料、お見合い料など、サービスの提供に応じて料金がかかるものです。別に月会費を要する場合もあります。
この形態の相談所は、お見合いさせて売り上げがあがるので、お見合い自体は組もうとしますが、すぐに成婚されては売り上げがあがらないので無駄なお見合いを組もうとするところもあります。また、そのために担当者とトラブルになることもあります。
それぞれの比較
それぞれのシステムにはメリットもデメリットがあるのは上述の通りです。それと、オプションで、コーディネートや話し方等の講習があるところもあり、多くは会費とは別の実費となります。
大手の所は、いずれのコースでも２年間で４０万程度が相場で、実質横並びなのですが、所得などの高いハイソサエティーの人限定など、何らかのプレミアムのついた会費の高い相談所もあります。
女性会員の場合は、男性会員の半額又は割引、または何らかの特典があるところもありますもあります。逆に男性会員がハイソサイエティーの会は、男性会員は数万円で女性会員は５０万円とか逆転する場合もあります。
基本コース以外にオプションの付いたコースのある相談所もあります。入会を検討されているのであれば、それぞれの会の特徴をよく考慮しましょう。
| 注意すべきこと |
一般的注意点
やはり、結婚情報サービスや結婚相談所の中には、問題の多いところがあるのは事実なのです。しかも、広告と実質的内容に隔たりがある場合もあり、実際問題入会してみなくてはわからないというのが正直なところです。
一応の目安としては、金額が相場とかけ離れていないことと、入会後にかかるお金は確認しておいた方がいいと思います。
それと、プライバシーの保護はきっちりやっているかも重要です。ただ、この点、実際のところ一般の会員は知ることができず、雰囲気で察するしかないのが残念です。
それと、戸籍抄本とか、卒業証明書、源泉徴収票などの提出を求めるところは、その限りでデータに信用がありますが、そうでない場合は相手のデータも信用できないことが多いです。それと、書類を悪用されないかという心配もありますが、そこまで言うとどこにも入会出来ません。
入会時点などで、その会がちゃんとした事務所や建物を持っていて、そこで面談するということが大切です、外の喫茶店などで契約書を交わす場合は詐欺の確率大です。
以下では、結婚相談所が普通の営業をしているということを前提に書きますが、まず活動の形態を確認するべきです。
情報系の会社はデータを送ってくるだけで人的なサービスがないことが多く、全て自主的に動かなければなりません。入会したら後は放置されたという苦情も多いのです。
逆に仲人系はデータでの相手選びの段階で担当者が過度に口をはさんで希望通りの人と会わせてもらえないという苦情もあります。
今では、結婚相談所も多様化して、仲人系、情報系と判別しにくくなり、双方の利点を活かす工夫がなされていますし、多様なコースを用意している会社もあります。
大切なのは活動方法を確認して、自分のスタイルに合うところを探す必用があるということです。
あらかじめ知っておくこと
よく広告で恋人ができるとか、結婚できると書いていますが、結婚相談所であっても、男女の恋愛という点では結婚相談所以外となんらかわりはありません。
結婚相談所は、相手さえ紹介されれば、自分で恋愛できる人ということが前提となっています。恋愛経験が少ない人はかなり不利になることがあります。
また、結婚相談所以外のところで「もてない人」は結婚相談所に入っても同じなのです。男女の関係の持ち方というのは、結婚相談所でも、それ以外でもかわらないからです。
それどころか、容姿、収入など、客観的データで他の会員との競争になることがあります。
相手も会費を払っている会員さんなので、誰と会うか会わないかは自由意志で決まります。したがって、誰も会ってくれなくても会としてはどうしようもない場合があります。
例えば、年収のみに話をしぼって設例しますと、ハイソサエティーの会に入会を検討している人の場合でも、年収８００万以上という入会条件があった場合、８００万の人は入会しない方がいいわけです。なぜなら、その会では最下位の条件となるからです。そもそも、そういう会に入会する相手の動機というものを想像しないといけません。
容姿がいいとか、別に武器になるものがあればいいのですが、その会で平均より著しく下の条件だと誰にも会えず退会ということは珍しくありません。
自分で競争に勝てるかということを検討しましょう。それは、相談所の内容よりも重要なことです。
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