デート代はどちらが出すか
 
お見合い初日のデート
 お見合い初日は男性が出すのが原則です。特に旧来のお見合いでは「嫁を貰いにいく。」という考えがあり、もらう方の男性が女性のもとに赴き、費用も全て貰う側の男性が負担しました。
 古い考え方ですが、ほとんどの地方での一般通念で、お見合いの費用は全額男性負担という考えは根強く残っています。
 男女同権とか正論を言っても、非常識だと思われてしまうだけで何のメリットもありません。
 習慣とか社会通念は理屈を超えた存在ともいえます。ただ、双方の家と仲人さんの話し合いによってはこの限りではないこともあります。

 また、当日でも2人きりのデートの段階以降は、ワリカン主義の女性もいますから、その点はよく見極めないといけません。

2回目以降のデート費用
 デート費用は男性が持つのが社会通念で原則です。理由としては、いろいろな説がありますが。

男性側が負担するという理由。
 第一に、旧来の「嫁を貰いにいく。」という考え方では、貰いにいく方の男性が出すのが当然となります。
 第二に、男女同権という法の精神を前提にしても、男性と女性では収入も違い実質的には収入に比例して費用を負担するのが平等であるといえます。
 第三に、今では男女の収入格差がなくなったといえるけれど、デートの準備段階から全体を捉えると、化粧品、衣装などデート前日までの費用は女性の方が負担しているので、当日の経費は男性が負担するべきという意見もあります。

男女対等に負担するという理由。
 第一に、男女同権の世の中では、結婚は両性の合意によるものだし、昔のように「嫁に行く。嫁をもらう。」という考え方は通用しないでしょう。
 第二に、そうであるなら費用は公平に負担するべきだし、男女ともに対等な独立した人間であるという考え方もあります。
 第三に、「男性に借りを作りたくない。」し、自分の意思のみで判断したいと考えることもできます。
 
 いろいろな考えがあって、どれも理由のあることですが、多くの場合男性が家計を負担することが多いわけですし、あまりワリカンを男性から言い出すと経済力に不安感を与えますし、女性としても相手の思いの深さを形にして欲しい人もいるわけです。
 少なくとも、大好きな歌手のライブには惜しげもなくお金を使い、自分とのデートでは、その半分のお金さえケチるのでは、自分との時間の価値を相手がどう思っているのか疑いたくなるわけですね。

 その人の価値観や考えにもよります。また、ワリカン主義の女性もいますので相手を見て決めるしかないようです。

私見
 まず、デート代は男性が持つという理由について。男女雇用機会平等ということが普及しつつあり、男女間に所得格差がなくなりつつあること。また「男性の家が嫁を貰う。」ということも男女平等の概念に外れ妥当でないでしょう。また、女性の方も男性と対等であることと、借りを作りたくないということからワリカンを主張する人も多く、ワリカンが原則といえます。

 しかし、お見合いに関わらず、会社の上司と部下の場合など、年齢、地位、経済力によって会食などの負担が均等でないことも社会通念として存在し。これはお見合いでも年齢差や社会的地位などの差によって負担する割合というのは違ってくることもありましょう。

 また、お見合いも、結婚というものが背景にあることをはぶけば、男性が女性を得ようとすることは、街のナンパと何ら変わりません。
 街で女性に声をかけて、ようやく喫茶店まで連れてこれたのに、そこでワリカンを主張したら、そのナンパは、そこでおしまいです。
 何とか異性を得たいという行動であることを忘れてはいけません。社会的に正しいこととかは問題でなく、目的を成功させるか失敗するかという視点が重要なのです。


番外・・・
 男性が「私が出します。」と言ったときに女性が「私も出します。」と言った場合。清算時に女性が「いくらですか?」と言った場合。ただの社交辞令としての言葉だったり遠慮ということが通常でしょう。
 これを言葉どおりに捉えて金額を言ったりワリカンにしてしまうというのは論外です。
 本当にワリカン主義や、デート代を公平に負担しようという女性もいますが、それと遠慮の見分けがつかないようでは困ります。
 冗談と本気の見分けがつかないのと同じで「付き合いにくい」人という評価を受けてしまいます。
(私には、こんなことまで書かなくてはいけないのかという気持ちがありますが、この手の苦情はよく結婚相談所などの記事に現れるので念のためです。)


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