事前に準備すべきことは |
仲人さんとの打ち合わせ
お見合いというのは、難しいものです。もしかしたら将来長いお付き合いとなる人に出会うことになるからです。そのとき相手の人は緊張しているかもしれませんし、後悔のない結婚生活のために慎重に相手を見ようとしているかもしれません。そして、お見合いは初日で失敗した場合、それで終わりなのですから難しいのです。
そうであるなら、お見合いはスムーズに進めたいものです。万全の段取りをしておき相手の人に接することに集中すべきなのです。
そのためには、まず仲人さんと日時、場所、地方の習慣による作法などをしっかり確認しておきましょう。
特に、日時、場所を間違えると、お見合い当日に遅刻などの混乱をよび、これは最初の印象としてはよくなく、お見合いの雰囲気を悪くするので絶対に避けたいところです。
また、場所の確保は仲人さんがするのか、本人がするのかなどしっかり打ち合わせしましょう。
ホテルなどの昼食形式、喫茶形式などや費用の打ち合わせも重要です。
お車代、相手の両親へ菓子箱などのおみやげを持参する地方もありますので、そのようなこともしっかり打ち合わせてください。お金のことを聞くのは、はしたないとも思えるでしょうが、あいまいにできることではないのでしっかり確認すべきです。
また、返事の期限なども確認しておきましょう。
服装、身だしなみ
服装については別の記事で男性はスーツ、女性は男性がスーツの場合に釣り合うものと書きましたが、単にそういう服装がいいというものではなく、初対面の人に好印象を与えるにはどうすればいいかという視点で考えてください。特に女性の場合は服装の自由度は高いといえます。
お見合いの勝負は最初の5秒で決まります。心理学的にいうと、人間は、初対面の人に対して何らかの対処を迫られると、的確に対応できるようにするため、できるだけ早く相手から情報を得ようとして、無意識に短時間に多くの情報を集めて第一印象を形成します。
以降はその第一印象をもとに情報を修正してゆきます。
したがって、最初に相手にいい印象を与えると、相手はそのいい印象を基準に、その後の相手からの情報を収集しますし、最初に悪い印象を与えると、その悪い印象を基準に情報を収集します。さらに悪いことに、この第一印象は滅多なことでくつがえりません。
しかも、お見合いは1日で勝負が付いてしまうので、悪い印象を与えてしまうと、次はないのです。
そうであるなら、服装選びは細心の注意が必要ですし、服装だけでなく、靴の手入れ、髪型、爪の手入れ、歯磨きも充分にしておきましょう。
デートコース
デートコースは事前に考えておきましょう。特に男性側の注意ですが、2人きりになってからデートコースを決められずにうろうろするというのでは、それでおしまいです。挽回は難しいでしょう。
スムーズにお見合いを進めるために必用ですし、事前に何コースか決めておくことで、精神的にも余裕ができます。
デートコースは、お見合い初日で問題になるでしょうが、初対面の相手がどこに行きたいかということは知りようもありません。そこで多くの人が行ってもいいと思えるような無難なところがいいですし、また演出を狙った凝ったコースを選ぶ必要もありません。また、いろいろなケースに対応しうるために複数コースを想定しておきましょう。
もちろん、できるだけ「おしゃれなコース」など演出を狙ったコースを設定できた方がいいわけですが、特定の人のみにしか受けないようなものは当たり外れのリスクがあります。
初対面の場合は、あまり深く考えず、とにかく相手と話をするということが中心ですので、お茶、食事だけでいいと思います。
映画など相手と話さないものでは、時間はつぶれますが、会話がないのでお勧めできません。無駄な時間つぶしをするくらいなら、短く切り上げるべきです。
しかし、最初に話づらいと感じたなら映画の後に共通の話題ができたりしますので、その人とお付き合いしたいと思い、話の糸口するためにはいいかもしれません。
女性の方も、男性に協調するか、自分の希望をはつきりさせると男性も助かるものです。
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