お見合いの中に立つ人はどんな人
 
仲人さんはどんな人
 お見合いで、両者の中に立ってお見合いの世話をする人を仲人さんといいます。結婚式の仲人さんも仲人さんと言いますが、お見合いの仲人さんとは別と考えてください。

 仲人さんは、「お見合いおばさん」(「お見合いおじさん」)とも言われますが、このような人は、もともと、地域の顔役と言われる人や、親戚の中でも顔のきく人がしていました。
 お見合いでは事前に釣書とか身上書といわれるプロフィールを書いた書面(ここでは釣書といいます。)を相手と交換します。
 しかし、それに書いていることは公的な証明書を付けたものではないので、釣書の情報と、相手の人格に対する信用は、全て中に立った人の社会的信用にかかっていました。「あの人の紹介なら間違いない。」といったものです。
 
 しかし、最近では近所の世話好きな人が仲人をすることが多くなりました。このような人たちが仲人さんをするようになったきっかけは、習い事の先生や、地元の婦人会や自治会などの幹事的な人が、年頃の子供を持つ親から相談を受けたりしたのがきっかけになったことが多いようです。単に顔が広い人という場合もあります。

 こういった仲人さんは、親戚や勤務先の上司、近所の人、または、それらの人の知り合いという場合が多く、クチコミや人伝いの紹介などで行き着くことになります。親や親戚や会社の上司など知り合いの人の顔が広いと、そういう人に会う可能性が増えます。

仲人さんのプロ化
 ところで、最近は先述したような近所の善意の仲人さんにお目にかかることがないという人もいます。生まれ育った従来の地域コミュニティーの範囲にいる場合は、上述のような仲人さんと出会うことがあるのですが、就職などで大都市圏に行ったり、地域コミュニティー自体が衰退したという場合もあるでしょう。
 
 そういった事情から仲人をしている人の方も、世話を頼まれることも少なくなり、預かっている釣書も少なくなります。そうなると自分が預かっている釣書のぷんだけではお見合いが組めなくなり、仲人をしている他の人と連絡してお見合いを組むようになりました。

 複数の仲人さん同士のネットワークを作ることにより、実質的に釣書の共有ができ、お見合いを組むことができるようになるのです。このような場合、女性の紹介者と男性の紹介者とが、1つのお見合いに同席することもあります。

 善意の仲人さん同士のネットワークもあるのですが、中には会社化したものもあります。会社化したものは、仲人系結婚相談所といわれるもので、別に書きます。

 それと、プロではないのですが、善意の仲人の形は取っていても、実質商売がらみの人も多いと言うことです。
 仲人さんが、家具屋や宝石屋をしているような場合で、出会いから成婚までの仲介をしている関係で、世話をしてくれた人の店で家具を買わざるをえないことになりやすいのです。

 それらの商売をしている人の中には、初めから、商品の購入目当てでお見合いの世話をしている人もいますので、そういう人の世話になる場合は、そこで商品を買うことになることも考えて、お見合いの世話を頼むかどうか考えた方がいいと思います。

 ただ、商売がらみの人の世話が一概によくないということはありません。これらの人の世話になると結果的にお金がかかる事が多いのですが、本気で結婚相手を探してくれて、成婚に持ってゆこうとします。従って、成果を出そうとせず、何回もお見合いさせて紹介料を稼ごうとするような結婚相談所よりいいこともあります。

 しかも、これらの人達は、なるべく大きい売上をあげようとしますので、男女両方か、片方は出来るだけハイクラスの人を紹介して、成婚に向けて努力しますので、ある意味割り切って紹介を受けるのもいいかもしれません。


 ろばさんの部屋 > 結婚相談所なんてこわくない > お見合いQ&A 

CoQ10バナー