誰が計画なんて立てろと言った?
 
計画が有害な人
 「勉強には、計画が必要だ、計画を立てよう。」ということが、いろいろな受験用の本に書かれています。
 もちろん、基礎固め→基礎と受験の中間レベル→受験レベルとステップアップしてゆかなくてはなりませんし、受験期から逆算して、どの位の期間で準備できるか考えなくてはならないからです。

 前にも書きましたが、ある科目があるとして、200ページのテキストと400ページのテキストがあるとします。1日10ページ進むとして。200ページのテキストなら20日、400ページのテキストなら40日です。
 その上、テキストを3回読み込むとしたら、単純計算なら、先の期間の3倍の日数がかかります。
 しかし、受験までの期間によって基礎には120日しか取れない人は、400ページのテキストは選択できません。

 テキスト選びから、サブノートを作れる作れないとかの勉強内容まで規制されます。
 ここで、400ページのテキストをしてしまうと、中間レベルや受験レベルをやるべき時間がなくなってしまうかもしれません。
 各段階をやるには、時間配分とかバランス感覚が要求されます。
 基礎学力の部分は、しっかりできたが、受験レベルのテキストをやる時間がなかったということにならないようにしなくてはいけませんし、計画を立てることによって、どれくらいの量をどの期間にやるべきかという目安ができます。こうして、計画を立てることによって、テキスト選びから勉強の内容まで可能な方法を知ることができます。

 しかし、前にも書いたように、ある程度勉強した人でないと1日でできる量は計算できません。勉強時間は使っているが、理解できなくて1ページ進むのに何時間もかかったということは珍しくないのです。
 実はそんなところは、とばしてもいいのですが、それにしても1日で、どれくらい進めるかはわからないのです。
 ある程度のレベルになるまでは、日々一生懸命にやるしかないのです。

問題集の量
 最後の頃になると問題演習が中心になるのでしょうが、これも残された期間で何回か復習可能なものにしなくてはいけません。それでは100%をカバーできないと思うでしょうが、100%を言うと際限がありません。見たことがない問題に遭遇することも珍しくありませんが、自分がベストを尽くしたなら、もうそれは仕方ないと私は思っています。
 
計画に時間をかけない
 このコンテンツの最初にも書きましたが、計画は数十分程度で立てなくてはいけません。計画は実際にやっているうちに変化するのは当然ですし、その間勉強時間を損しているのです。
 もう、計画を立うるレベルの人にはいうまでもないですね。