ライブレポート LIKE A FUSE OF LOVＥ
札幌市民会館
長旅の末
四国の琴平にあるこんぴらさんは、
長い石段で有名だ。
趣旨は、一段一段登ってゆくと
こんな高いところまで来ることができる。
言い換えれば、どんな目標でも
コツコツ続けてゆけばたどり着くということだ。
それと、多くの霊場が困難な道のりをゆかなくてはならないのは、
本当に苦労してでも願いをかなえる意思があるか試すためとか、
苦労してこそ得られたときの喜びが大きい、身に付くということらしい。
私にとって、札幌は今回のツアーでは
最も遠い遠征となる。
飛行機で飛べばすぐだったが
ＪＲの昼間の便だけで大阪から札幌にきた。
ほとんど一日中列車に乗っていて、
よほどの鉄道マニアでないと、
普通なら切腹したくなるほどの苦痛はあるが、
これすら乗り越える魅力が倉木麻衣にはある。
たった１００分間のために。
今回の座席は会場の中段前方あたり、
オークションに参加できる時間がなかったのだ。
いや、もっというと予算だろう。
全公演参加なので全て前の席とはいかないだろう。
列数で行くと他の会場なら、そこそこの席なのだが、
札幌市民会館は、ステージと客席が遠い。
特に１６列目以降は、かなり遠い気がする。
２階席といった感じだ。
少しの差なのに、これは計算違いだった。
ライブ開演
さて、ライブの始まり方は東京と一緒だったが、
最初のサプライズは、倉木麻衣の髪型だ。
前髪を切り、雰囲気的には
まるでFAIRY
TALEツアーを彷彿させる。
懐かしいというか、
FAIRY
TALEの倉木麻衣は、とても可愛かった。
髪型で感動したというわけではないが、
今日の倉木麻衣は気合十分だ。
１．ダンシング
２．Key to my heart
３．Everythings's All Right
ＭＣ
「札幌のみなさん、お元気でしたか。
今年３月無事大学を卒業できました。
ライブのタイトルLIKE A FUSEは
直訳すると愛の導火線です。
今日は愛の導火線を点火させてゆきましょう。」
４．P.S MY SUNSHINE
５．LOVE SICK
６．You look at me
７．Love,needing
８．Don't leave me alone
メンバー紹介
バンドがMai-K.コールを煽り、
その続きで倉木麻衣再登場
９．駆け抜ける稲妻
「みなさん、楽しんでいますか。
今日は心と心を繋げるライブをしてゆきたいと思います。
ここからは、バラードが続きますので、
みなさん、よろしければ座って聴いてください。」
１０．I sing a song for you
１１．happy days
１２．明日へ架ける橋
１３．Ｔｉｍｅ ａｆｔｅｒ ｔｉｍｅ
１４．Ｓecret of my heart
手拍子タイム
１５．Dericious Way
１６．Ｓｔａｎｄ ＵＰ
１７．Ｆｅｅｌ ｆｉｎｅ！
１８．Honey,feeling for you
アンコール後
１９．Love,Day After Tomorrow
２０．chance for you
２１．ａｌｗａｙｓ
総評
私もそうなのだが、
やっぱり北海道の気候は良くて元気になる。
倉木麻衣もそうだったのかもしれない。
移動の大変さはあるものの、
東京ライブから時間もあり、
体調やライブの調整もついたであろう。
セットリストは東京より変化していたが、
ライブの流れとしては東京の方がよかったと思う。
アンコール前の最後にHoney,feeling for youを持ってきたのはどうだろうか。
曲中ＭＣで「みなさん今日はありがとうございました。
ファイナルまで頑張りたいと思います。」
という部分が最後を締めくくるものとなっているが、
Stand Up、Feel fine!の後では少し流れが悪いかとも思う。
これまでＰＡが問題視され
演奏と倉木麻衣の歌のバランスが悪かったが、
これは改善されていた。
ただ、音圧という点や
特定の楽器のみ音が大きくなりすぎる場面もあった。
もっとも、あまり音響効果がいいホールとは思えなかった。
かんじんの倉木麻衣の歌唱であるけれど、
気合十分だったが、ちょっと力みすぎな部分もあった。
ＰＡや音響の点もあるが、
東京２日目の方がよかったかなと思う。
体調が良すぎて、自分の有り余る力を出しすぎたのかもしれない。
でも、こういうことは、ライブでは全く減点となるものではない。
ただ、ライブの最後に昨年と同じく、生声でオーディエンスに
「ありがとうございました。」と叫んでいた。
ファンは嬉しいけれど、
喉に負担がかかるので、あまりお勧めではない。
あとひとつのサプライズとしては
エンディングの挨拶のとき新曲が流れた。
昔、Loving
You ツアーで
当時未発表のLoving Youが歌われたが、
LIKE A
FUSEという曲は、存在するかもしれない。
そういえば、昨年のツアーでも
アンコール後の最初はLove,day after
tomorrowだったのが
明日へ架ける橋となり、Love,day after tomorrowは前半に回ったし。
今年もLove,day after tomorrowがアンコール前に回って
代わりに新曲が入るのかもしれない。
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