ライブレポート(福井)
待ちに待ったライブ
司法試験択一試験の翌週となる5月15日は倉木麻衣の福井ライブだ。私が福井の会場を選んだ理由としては、司法試験受験生の私としては択一試験後の早い時期が都合がいいこと。
地元大阪よりはファンクラブの会員が少ないと思われる地方なら、いい席になる可能性が高いこと、また楽屋招待の確率も高まると期待した。
時期的にも場所的にも交通費が高くないところで福井が妥当だったのだ。
大阪や地元の近隣のライブは日程が平日であるなど職場の状況で当日に行けないか遅刻する可能性があるので土日で考えた。
結局、どの方向で考えても福井に決定ということで、1月にチケットを申し込んだ。
残念ながら楽屋招待はハズレたけれど(T_T)、座席は倉木さんの真正面の前から4列目。期待していた通りになった。
ただ、あんまり期待しすぎて一睡もできなかったのは困ったものだ。
勤務が終わると、その足で最寄の駅に行き自由席特急券で雷鳥に駆け込む。特急電車の中で寝られたらいいと思ったが普段なら読むと寝てしまう刑法の本を読んでも眠れない。それどころか頭によく入った。(笑)
ライブ会場には相当早く着いた、福井の観光地も行きたかったが、そうするほどの時間はない。会場ではすでに人が集まりかけていたが他の会場より年齢層はバラけていて、一般の人が多いと感じた。
ライブ開演
倉木麻衣のライブは今回のツアーでは、ほぼ定刻に始まるが、ロビーから客がいなくなったのを見計らって開演する。そして、今日は定刻を3分くらい過ぎたところで会場が暗くなりハートにカミナリのロゴが光り雷鳴が轟く。そして、会場から拍手がわきあがる。
ブルーの光りがいく筋も会場内を踊る。神秘的な音楽が流れる。これは海底にさしこむ光りをイメージしているのか?
メンバーが配置につく、やがて音楽はTime after Timeのイントロにかわる。
1.Time after Time
舞台は2段になっており、上段から倉木麻衣が歌いながらせり上がってくる。背後のスクリーンでは桜が散る映像。
福井フェニックスプラザは小さいホールだが、他の会場より段差がなくて中ほどの席は見にくいのではないかと思われたが、倉木麻衣登場で会場は一気に総立ちになる。すぐに手拍子が始まる。
この曲で手拍子が入る会場今までなかったので、私は少しとまどったが、ここは郷に入らば郷に従う。
この時点で会場は一体化して盛り上がる。
1階の一番先頭部分のファンクラブの席の住人としては、やはり最も盛り上がらねばならないとも思っている。
それによって倉木さんや後ろの席の観客にも影響すると思うからだ。
2.Love,Day After tomorrow
いつものライプからすると、ちょっと早いので唐突とも思える曲順。この曲は一番前か最後の方になることが多いからね。
しかし、これで会場は完璧に最高潮の盛り上がりとなる。
指で作るL・O・V・Eのサインは、この曲の振りだけれど、多くの人は倉木さんに向けられたLOVEサインでもある。
私もLOVEサインのつもりだが、倉木さんの方では「変なおっさんが聴きにきてるな。」と思っているだろう・・・。
3.Secret of my heart
これも定番の曲だけれど、今日は倉木麻衣も会場も最初から乗りまくっているので声の伸びがよく、歌に力が感じられる。
MC
「こんばんは、倉木麻衣です。福井に来るのは初めてですが、福井のみなさんがこれだけ暖かいとは思いませんでした。今日は最後まで一緒に盛り上がりましょう。」
4.風のららら
完璧な歌唱力とでもいうのか、さわやかで淡々とした歌詞の中に、ひとかたならぬ魂を感じる。倉木麻衣の声量の凄さを感じる部分もある「えっ!これを一息で歌ってるとは!」。
5.mi corason
この曲は奥の階段に座って歌う。
MC
「mi corasonは、アルバムIf I Believeの中の一曲なんですが、mi corasonとは私の心という意味です。みなさんに私の心が届くように歌います。」
6.Tonight,I Feel close to you
ブルーのライトが天井から照らされ、倉木さんが歌いだす。この曲はデュエット曲で、相方はJeffreyがつとめる。
7.The Rose
バラード2連続、背後に配置されたいくつかのトーチから炎が出て、火の明かりの中で歌う。静寂の中、倉木さんの伸びのある声が会場にしみわたる。
8.PERFECT CRIME
9.NEVER GONNA GIVE YOU UP
バラードの後のいきなりのアップテンポ2連発。
10.Stepping ∞ Out
少し落ち着いた曲で前半を締めくくる。
BLACK OR WHITE
Jeffreyが歌い、メンバー紹介。
11.I don’t wanna Lose you
今回のツアーからダンサーが2名メンバーに入っているが、この曲はダンサー2名と一緒に踊りながら歌う。
ライブパフォーマンス向上のためにはダンスを習うことも必要だけれど、倉木麻衣はじっくりと曲を聴かせる歌手だし、それを望むファンも多い。本当は直立不動でもいいから、心に響く歌を歌ってほしい。
バックダンサーをつけることは後で議論となるだろう。
12.key to my heart
13.Brand New Day
14.Delicious Way
15.Come on!Come on!
16.Stand UP
いつもは、アンコール後の最後の曲となり、最後の部分は「Stand Up」をマイクを会場に向けて会場のみんなと一緒に歌うのだが、真ん中で歌っても、同じようにする。
今回は煽りがないのが少し寂しいかと思う。
17.Feel fine!
ダンスとノリのいい曲を連発。この曲の最後に倉木さんは舞台を左右に手をふりながら走り「ありがとう。」を連発。1人先に退場。
その後しばらくFeel fine!の最後の部分をメンバーのみで演奏。そして全員退場。
暗くなった会場の中。
「マイケー、マイケー」の大合唱。
長い時間が過ぎても、なかなか倉木さんが出てこない。
それもそのはず、倉木麻衣は髪型を変えていたのである。一瞬Mai−K.ヘアーと思ったがポニーテールにして登場。やっぱり倉木麻衣はアップの髪型が似合う。
当然、観客騒然となり総立ち。会場から「可愛いー。」の声が飛ぶ。
アンコール後
MC 「こんど5月19日にリリースする新曲、明日へ架ける橋聴いてください。」
18.明日へ架ける橋
いくつかのブルーのライトに照らされた中、ポニーテールの倉木麻衣が歌う。まったく、この髪型の倉木麻衣を見を見ると、「あっ!倉木麻衣だ!」という感じ。
普通の髪の倉木麻衣は「となりの麻衣ちゃん。」という感じでの親しみを感じていた。Mai−K.ヘアーなど髪をあげた倉木麻衣というのは私が切望していたことだけれど、こうしてみると本当に遠い存在のトップランク歌手なんだなと感じる。
この曲はNHKの夜の連続ドラマの主題歌だけれど、NHKで流れるのは一部だ。一部だけ聴くと応援歌と受け取られるが全曲通して聴くとLike a Star in the nightにも通じるような、「自分の存在の基盤となる相手の存在」といった信念を感じる恋の歌だ。
ちょっと全身にしびれを感じる。会場も倉木麻衣の伸びのある歌声に飲み込まれる。
MC「私は福井に来るのは初めてなのですが、福井のみなさんがこんなに熱いとは思いませんでした。是非ともまた福井でライブをしたいと思います。」
「今年で私も歌手生活5年目となるのですが、この5年間を振り返ると、とてもはやく感じられます。時が経つのははやいけれど、1日1日を大切にしてゆきたいと思います。次の曲のStay by my sideは、そんな思いで作りました。」
19.Stay by my side
前奏はコーラスのだけ。伴奏はない。会場の静寂の中、倉木さん1人で歌いはじめた。会場の人々の注意は倉木麻衣のみに向けられる。途中からピアノのみ伴奏が少しだけ入る。
ツーコーラス目は、伴奏、コーラスともにつく。しかし、ワンコーラス目はゆっくりだったが今度は感情豊かに盛り上がるように歌う。
歌い終わると会場割れんばかりの拍手喝采。
20.always
会場一体になって踊り歌う。最後の盛り上がり。
終演の挨拶ー全員でー
全員の挨拶前に、倉木さんメンバーに小さくVサイン、自分でも満足がいったライブだったのだろう。
さらに、倉木さん1人で挨拶。
「福井のみなさん、今日は本当にありがとうございました。こんなにみなさんが熱いとは思いませんでした。また福井に来たいと思います。それでは気をつけてお帰りください。」
びわこホールのライブでは、ゆったりした雰囲気のライプだったが、この福井ライプも、いろいろな年代層の人が来て、わいわいがやがやと楽しい雰囲気のライブだった。倉木麻衣に対する会場の雰囲気もよく、倉木麻衣も気持ちよくライブができたと思う。
2004.5.15
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