うーん。架空のライブレポなんて妄想でしかないのに、
その3までやるとは・・・・。
ライブの構成ということでテーマを持たせるということを考えた。
ただ、曲質ということもあり
テーマの流れというだけでなく
聴衆と息の合うような心の流れというものも無視できない。
今の私の構成には、ベートーベンの交響曲第9番というものが
頭にある、
ベートーベンの交響曲第9番の第4楽章では
オーケストラの普通の交響曲として始まり、
今までと違うぞというかのように、
革新とか衝撃が走るかのようなイメージのメロディーで始まる。
そして、それに続く沈滞した空気の調べの間に、
第1から第3楽章までの”さわり”のメロディーを挿入している。
その後いきなり
「おお友よ、このような調べではなく、もっと・・」という歌詞が入り
その後に「喜びの歌」と称される歌詞付きの曲となる。
それまでの3つの楽章もベートーベンとしては秀逸の出来で
高く評価されるべきものであるが
それを第4楽章に入れてきて自ら否定し
こんな曲ではなく、もっと心震わす曲は無いのかと言う。
交響曲で歌詞が入るのは型破りだし、その後の歌詞の部分もすばらしい。
倉木さんが変革を表現するにはいいヒントになると思う。
ライブ全体をひとつの交響曲とみなすのだ。
それで、アンコール前を3部に分け
アンコール後を4部目と考える。
では、書き直しをしてみるが今日はセットリストのみ。
第1部。
1.Like
a star in the night
2.Can't forget your love
3.Love,Day After
Tomorrow
4.Stay by my side
5.Secret of my heart
6.冷たい海
7.Reach for
the sky
8.happy days
衣装替えで退席
第2部
9.Make my days
10.Simply
Wonderful
11.Delicious way
12.Just A little
Bit
13.Love,needing
14.Everything's All
Right
15.ダンシング
16.明日へ架ける橋
メンバー紹介
第3部
17.Winter Bells
18.Loving
You
19.If I Believe
20.Key to my heart
21.Start in my life
22.Stand
Up
アンコール
23.最新の新曲
24.always
25.Thankful
うーん。難しい。曲数が多めだと思ったら
落とせるのは
「冷たい海」と「Simply
Wonderful」くらいかもしれない。
テーマからして必然性がないとも言えるからだ。
架空ライブレポ(4)
うーん。架空ライブのシリーズを(4)までやるとは・・・。
私たちは倉木麻衣のライブに参加して
一応出来上がったものに対して
「もっとこうすればよかった。」という意見を言えてしまう。
ある程度の知識があれば、自分より実力が上の人がしたことでも
批評とか添削ができてしまう。
しかし、それは一応の完成品を見て、結果から見て話をしているからだ。
その「一応の完成品」に至るまでの思考とかアイディアは
自分で考えたものではなく、作者によって与えられていて
他人の成果の上に立って考えているのだ。
それと、リハーサルでもわからないことはある。
昨年の倉木麻衣のライブでは、
初期の頃セットリストが1日でがらりと変化したりした。
もちろん、個々のライブでは考えに考え
リハーサルを何回も繰り返したはずなのに変えざるを得なかった。
それは、事前の構想とリハーサルでも知りえないこと。
そう、聴衆の存在である。
聴衆の盛り上がり方との調和がないと
演出する側で満足のいくようにテーマを一貫させても
それはいい評価をうけるものではない。
ライブは、それでもひとつの作品ではあるが、
聴衆を楽しませるということに一義的価値があるのだ。
私の過去の記事では昨年の尼崎公演は失敗のような感じを
受けられる人もいるかもしれないが、
決してそんなことはない。
個々の曲を見ると、ライブパフォーマンスなど一切を含め
決してわるいものではない。
むしろ倉木麻衣が最も活き活きとして輝いた曲も多かった。
でも、観衆とあまり調和しなかったという評価を自他ともにするなら
原因はパンフレットに出てきたとおりに衣装替えをして
倉木麻衣がステージに不在になり、
聴衆を待たせることが多かったからだろう。
その間はEXPERIENCEの歌となるのだけれど
「衣装がえですので、しばらくお待ちください。」
という感じの演奏でなく、
どちらかというと一昨年のスペシャルライブのように
EXPERIENCEが本格的に歌う方がよかったと思う。
つなぎの一曲でも、流れを途切れささないような曲をはさめばいいと思う。
曲順というのは難しいし、
多数の曲をつなげると、どこかでまとまりのないことも出てくる。
クラシックの4楽章形式は、長年の知恵の産物だと思うし
ライブ構成でも見習うところもあると思った。
架空ライブレポ(5)
架空ライブレポも、その5になってしまった。
こういうシリーズものはネタに困ったときはいいものだ。
さて、個々の曲がそうであるように
ライブ全体のテーマというものも
聴衆の感性とマッチするかは一つの課題なのだ。
もちろん曲配列だけでなく個々の曲のアレンジも変化してこよう。
ここで選曲するときに扱いが困るものがある。
定番曲というやつだ。
その歌手の代表作がセットリストから外せず
ここに選曲の制約がある。
初期の3曲Love,Day
After Tomorrow、Stay by my side、
Secret of my heartがそうであるし、
Stand
Up、alwaysも定番化している。
曲の定番化というのは仕方ない。
聴衆も期待した曲が1曲も聴けないというのは困るし
歌手のサイドでも
多くの聴衆の期待を裏切らないという構成はとらざるを得ない。
ただ、これが多いと選曲の自由度という点で大きな制約となる。
ダンシングということで、従来の自分を守ってきたものを捨てて
自由に飛び出すということでLove,Day
After Tomorrow、
Stay by my side、Secret of my heart、Stand
Up、alwaysを
全部飛ばしてしまってもよかったかもしれないが、
それはあんまりであろう。
私の場合は自由に考えてよかったわけだけれど、
現実的にライブの構成を考えると、
どうしても聴衆の要望は無視し得ないということで
結局交響曲でいう第1楽章の部分にまとめて詰め込んでしまった。
ただ、テーマをもった構成にとってこれは疑問なしとしない。
それと、歌手によっては、最後の曲が必ず決まっているということもある。
もちろんそれは、その歌手の主張でありポリシーを示す意味もある。
倉木麻衣の場合はStand
Up、alwaysとなるのだが
アンコール後は、締めくくりとして
新曲、代表作、Stand
Upかalwaysという構成となる。
ただ、ライブのテーマによっては、
会場が一体感を味わうものではなくても
テーマに沿ったものとか、倉木の感謝の念がこもったものでもいい。
会場が感動の余韻をのこせるものでよく
私はThankfulをセレクトしたのである。
全体をダンシングのテーマに合わせると全体の流れは、
既成の価値→今の現状の沈滞さ→変化を求めて飛び出す
という流れになる。
という意味ではThankfulは2番目に入るだろう。
「今までの生活もよかったよ、ありがとう、私は新しく旅に出る。」
ということで、今の現状の部の最後になるだろう。
するとダンシングは三番目の最後か最初に入る。
Key
to my heartとかDelicious wayが3部に入るだろう。
細かくいうと、そうなるが組み合わせは難しい。