あたり前のこと
 

両替するわけ

私は銀行でお金をおろすとすぐ両替機で両替する。

私は昔小売業にいたことがあるのだけれど
給料日が過ぎると朝から一万円札で買い物をするお客さんが殺到する。
もちろん事前につり銭の準備はしているのだけれど
数百円の買い物で万札を使う人が連続すると
銀行が閉まっている土日は困るわけで
20万近くの千円札が開店1時間もしないうちに無くなったこともある。

小売は商売でやっているのだから
それは当然覚悟しなくてはいけないこと。
そう言われそうだけれど考えて欲しい。

普通の個人商店とかコンビニなどは
店主の年収は平均として500万程度といわれる。
生活費は普通のサラリーマン程度の年収で
所持金は多くない。
だからつり銭だけのために20万用意するというのでも
かなり負担になる。

ところが給料日に万札を手に入れた人が
両替のために数百円の買い物をして
大量に千円札が無くなる。

私は小売業から去って久しいけれど
給料日でお金を引き出すと
必ず1000円札に全部両替してしまう。
これは小売の人へのマナーだと思っている。

相手は商売で私は客という人もいるだろうが
社会の中での役割分担であり
一方的に利用してやるという態度はどうかと思う。
相手の立場への思いやりというのも必要だと思う。

ただ、今は両替もお札50枚以上は有料で
50枚ごとに200円取られるので要注意。
(銀行によって値段は違う。)

それと、全部千円札だとメリットがあって
「万札出したのに店員が五千円札と勘違いしてもめる。」
というようなつり銭でのトラブルは防げる。

やはり買い物金額によって
TPOに合わせた札種で買い物をするのがスマートだと思う。


掃除するわけ

以前私が小売店にいたとき
店頭や商品をよく掃除していた。

商売で最も売り上げに貢献するものは何か。

もちろん魅力ある商品構成や
安くてニーズのある商品を調達すること。
丁寧な接客など、いろいろあろう。

しかし、何故かよく売れる店というのは
掃除をよくしているし、
店頭の商品にホコリをかぶらせることもない。

お客さんが入店して、商品を手に取る。
そのお客さんを迎える者としては最低限のことなのだ。

そのような、お客さんに対する態度が重要で
朝掃除するということで、社員が自覚をもつし、接客態度も変わってくるなど
精神的態度の問題として、そういうことは毎日すべきという意見もあるが。

そういうのではなく、
当たり前のことなのだ。

よく脱サラしたての経営する店の店長などが店内作業をしていると、
当たり前の基本ができていないことが多い。
こういうのは身につけてから、お客さんに接したいものだ。


温泉

私は別Blogで温泉旅行は断念して
スパワールド1000円キャンペーンと
カニは自宅で調理ということを書いた。

しかし、交通費がかからない近場の温泉で
カニを食べれるところで
1人で泊まれるところで1万円くらいという条件で
インターネットで探すと、1万円を切るところがあった。

まあ、こういうのはいいとしても
平日でも列車、旅館とも満室とは、
というか若い男女のグループが目立った。

おそらくはインターネットの威力とも思う。

普通なら大手旅行会社のパックに入っているか
有名なところでないと名前は知られることも無く
固定客を固めてゆかないと集客力はなかったとも思えるところが
若い人で満室だったというところが
インターネットの威力っぽいと感じた。

旅館に限らず一般的に言うと。
最近では有名なところとして楽天をはじめとして、
小さな店でも全国相手に商売を展開できる。

もちろん、出店料は安くないが
今までやっている商売はそのままで
プラスアルファ部分というなら
出店料も不合理なものではないだろう。

旅館に関して言うと
小さな宣伝力がないと思えるところでも
大きなサイトに参加すると
全国にPRできるということは凄いことだと思った。

在庫効率中心で売れ筋のみを売り
どの店も品揃えが同じようなものという
現在の流通業よりはしごく真っ当な商売なのだ。

誰かが作って売っているものを売るお手伝いをしているだけだし
消費者のニーズに沿っているからだ。

IT産業と言うと濡れ手に粟みたいなことを言う人がいるが
それ自体、本業というものの社会的役割を見逃した不当な評価だろう。


経営努力

楽天の試合を見に行ったことを書いたが、
パリーグの球団というのは、かなり努力している。

毎イニングごとに近いくらいイベントがあるし、
それぞれスポンサー企業がついている。

マスコットなどがボールを客席に投げ
シールが貼ってあったら景品がもらえるなどである。

しかし、少しズレている気はする。
景品をもらえるから球場に足を運ぶということはないからだ。

ただ、そういうイベントで観衆を楽しませることで
好感度を増し、リピーターを増やすことはできるともいえる。

昨日も先着5000名に新製品を配ったが
これも新製品の宣伝ということだが
ファンサービスもかねている。

いくらパリーグに観客が少ないとはいえ
数万人には宣伝できるのだ。

自前でイベントの予算が出なくても
タイアップということを、有効利用している。

ただ、試合が商品の本体なので
面白い試合を望みたいものだ。

面白い試合をしてもテレビに出ないということは、
巨人、阪神などと比べると不利なんだろうなと思う。

できるだけ多くのファンを作るには
多くの人に、とにかく試合を見せることが必用だろう。

大阪市民ならハガキで応募して試合招待など
実は、そのための努力もしているのだが
その宣伝もなかなか難しいのかもしれない。

とにかく、できることはやるべきだ。


長者番付

毎年この時期に長者番付が発表される。
納税額1000万以上の人は公示されるのであるが
今年は、高額納税者が増えたということで
景気回復の兆しとも言われている。

ただ、成果主義が顕著になりつつあるということもあろう。
働いた分に応じて評価されるというのは
社会全体としてもいいことだと思う。

従来は、年功序列ということで
能力や努力ではなく、勤続年数で収入が決定され
どんなに優秀でいい仕事をしても
その分の収入は上の階級の人が持っていってしまった。

特に、技術系や医療でそれは顕著で
優秀な技術者や医師の海外流出が問題化されていた。
もちろん、わが国は技術立国とか
「もの作り大国」を目指すと言う人がいるが
その割には、技術者とか「もの作り」の人に対する待遇は
あんまりではないかと思うほど低い。

よく「世の中、お金じゃないよ。」という人がいる。
もちろん、個人としての価値観であれば、
それに対してどうこう言う筋合いはない。

しかし、会社経営者や社会の上層部が言うのは
「世の中、お金じゃないよ。」という言葉で
現場の技術者を不当に安い待遇を押し付け
それを正当化しているようで感心しない。

本当にわが国は「もの作り」で生き残るというのであれば
現実の目に見えるもので示してほしいものだ。

今回はサラリーマンの人が上位に来て
個人の成果が評価されるようになったとも思えるが
これは、まだまだ一部のことであるし
能力、イコール、マネーゲームの能力というのでは困る。

もっと、一般の社員にも普遍的ならないと駄目だし
技術立国の意思があるなら、
技術者の評価は早急に見直さなくてはなるまい。


安全性

最近は不景気もあってか財産犯が多い。
とりわけ偽札やスキミングというところが
世間を騒がせているが
悪徳詐欺なども多い。

スキミングなどは防止は極めて困難なんだけれど
私が首をかしげたくなるのは
テレビなどの報道で手口など
いろいろ言われているのに対策をとっている人が
意外に少ない事。

もっとも、現実に犯罪者に対面すると
恐怖で何もできなくなるということはあると思う。
それは自然な反応だし、怖がる事は悪い事ではない。

むしろ一般人を
「どんなときでも冷静に理論的に行動でき
主張するべきことは勇敢に主張する市民である。」
という前提で話を進めることが問題であるようにも思う。

怖いし臆病だという人に対してこそ
本当に役に立つ対策を考えないと意味が無いと思う。

コワモテで体格のいい犯人がレジで、
それとわかる偽札を示した時
どれくらいの人が自信をもって
「偽札ですね。」と言えるであろうか。

店員が複数居れば不審を持たれると犯人は逃げてくれるけれど
店員が1人の時は恐喝まがいに強引に押してくることもありえる。
犯罪対策は弱い人を考慮して考えないと意味がないと思う。

スキミングについては1年以上前から報道されていたが
これは利用者のみでは対策ができない。
国は前例主義で前例がないと危機管理しないといわれ
民間は前例がなくても危機管理するといわれるが
銀行は民間なのに危機管理は遅く
いまだに「被害件数は多くない。」として具体的動きのないところもある。

まあ、通帳と印鑑のみでカードは使わない
必ず窓口でお金をおろす。
という人はいいのだけれど
今度はピッキングにも気をつけないといけなくなる。
通帳と印鑑を常に持ち歩くのが正解かも
でも、今度は「ひったくり。」が・・・。

窃盗事件があってから銀行の貸し金庫を契約する人も多いし
口座維持管理料のかかる口座もあり
本人確認に新システムが導入されている口座もある
(年額1万くらいかかるらしい。)
こういうのはお金がかかると嫌がる向きもある。

ただ、言えるのは安全はタダではないし
安全のために経費が必要という認識は必要だと思う。

robasanの部屋 > robasanの貧乏話集